山本 周五郎
あだこ
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山本周五郎 短編作品
発表年 発表誌
昭和 33 (1958) 年 小説倶楽部
著者名 作品名
山本周五郎 あだこ

時 と 所

江戸時代  江戸城下

主な人物

Memo

「おまえ誰だ」 と半三郎が訊(き)いた。
 相手には聞えなかったらしい。 それとも聞えたが答えたくなかったものか、もっとはっきり頬笑(ほほえ)んで、枯草のほうへ手を振った。
「二日もあればきれいになります」 と彼女は云った、「このくらいなもの、わがやればなんでもごいへおん」
 そしてまた枯草を抜きはじめた。
 どこから来たなに者だ、どうするつもりだ。 半三郎はそう訊きたかったが、面倒でもあり気力もなかったので、また眼をつむってしまった。
                      『あだこ』文中より

収録本

出版社 ISBN
小学館 4096772038
タイトル
山本周五郎中短篇秀作選集 3  『想う』  単行本
収録作品
壷  松の花  春三たび  薮(やぶ)の蔭(かげ)  おもかげ  萱笠(すげがさ)  墨丸  風鈴  彩虹(にじ)  七日七夜(なのかななよ)  ほたる放生(ほうじょう)  ちいさこべ  あだこ  ちゃん  その木戸を通って
出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101134154
タイトル
山本周五郎  『おごそかな渇き』  文庫本
収録作品
蕭々(しょうしょう)十三年  紅梅月毛(つきげ)  野分(のわき)  雨あがる  かあちゃん  将監(しょうげん)さまの細みち  鶴(つる)は帰りぬ  あだこ  もののけ  おごそかな渇き

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