浪人一代男
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 11 (1936) 年 | 講談雑誌 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 浪人一代男 |
時 と 所
江戸時代 江戸城下
主な人物
- 津村 三九馬(みくま) 年の頃二十五六、今は「業平浪人」と云われる 太田原藩で物頭五百石を取っていた津村壮兵衛の一子 母かな女が不二緒姫のお乳人(めのと)にあがった縁で幼い頃には遊びの相手もした
- 不二緒(ふじお) 下野(しもつけ)国太田原藩五万四千石の藩主太田原信敏の一人娘
Memo
「これが別れの盃になるかも知れぬ」
「えっ? ── 別れとは」
「江戸に三年。 忌々(いまいま)しい世間が近過ぎる、武士の世界に愛想をつかしながら、無頼(やくざ)にも成り切れぬ ── この己自身にも飽きてきた、── 旅へ出る」
「そんな ・・・ 先生 ── 」
『浪人一代男』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134567 |
タイトル |
山本周五郎 『酔いどれ次郎八』 文庫本 | 収録作品 |
彦四郎実記 浪人一代男 牡丹(ぼたん)花譜 酔いどれ次郎八 武道仮名暦(かなごよみ) 烏(からす) 与茂七(よもしち)の帰藩 あらくれ武道 江戸の土圭師(とけいし) 風格 人間紛失 |
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酔いどれ次郎八 (新潮文庫)
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