墨丸
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表書 |
昭和 18 (1943) 年 | 小説日本婦道記 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 小説日本婦道記 墨丸 |
時 と 所
江戸時代 岡崎城下
主な人物
- 鈴木 平之丞(へいのじょう) 老職鈴木惣兵衛の一子
- お石 平之丞が十一歳のとき、五歳で鈴木家へひきとられた 惣兵衛は「旧知の遺児である」といったきり、お石の素性を明かすことなく亡くなった
Memo
訊いてみると母は、
「それがあの子の雅号だそうですよ」
と云って笑った。
「色が黒いからそう付けたのですと、男のようでおかしいと云ったのだけれど、お師匠さまもおもしろいと仰しゃったそうで、それにきめたのだそうです」
「 ・・・・・・・・・ 」
平之丞はふと心にかすかな痛みを感じた。
『墨丸』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
小学館 | 4096772038 |
タイトル |
山本周五郎中短篇秀作選集 3 『想う』 単行本 | 収録作品 |
壷 松の花 春三たび 薮(やぶ)の蔭(かげ) おもかげ 萱笠(すげがさ) 墨丸 風鈴 彩虹(にじ) 七日七夜(なのかななよ) ほたる放生(ほうじょう) ちいさこべ あだこ ちゃん その木戸を通って |
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想う (山本周五郎中短篇秀作選集 3)
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出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134086 |
タイトル |
山本周五郎 『小説日本婦道記』 文庫本 | 収録作品 |
松の花 箭竹(やだけ) 梅咲きぬ 不断草 藪の蔭 糸車 風鈴 尾花川 桃の井戸 墨丸 二十三年 |
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小説日本婦道記 (新潮文庫)
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