武家草鞋
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 20 (1945) 年 | 冨士 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 武家草鞋(ぶけわらじ) |
時 と 所
江戸時代(貞享元禄年間) 野部という(二俣の城跡を望める)山村
主な人物
- 宗方 伝三郎(むなかた) 出羽のくに新庄の藩士で二百石の書院番を勤めていたが、新庄藩に家督問題がおこり主家の意に最後まで反対を主張し己の信条から戸沢家を退身してしまう
- 老人 手内職で蝋燭(ろうそく)を作り、無償で村の児童らに読み書きを教え「西の老先生」と称されひじょうな尊敬を集める
- いね 老人の孫娘 やはり謝礼を受けずに村の娘たちに裁ち縫いの手ほどきをし、頼まれものの縫い張りを手内職に
Memo
「新庄は雪国でもあり、殊(こと)に武家では草鞋はみな各自に作ります、ていさいのよい物はどうかわかりませんが丈夫なものなら作れます」
『武家草鞋』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134192 |
タイトル |
山本周五郎 『つゆのひぬま』 文庫本 | 収録作品 |
武家草鞋 おしゃべり物語 山女魚(やまめ) 妹の縁談 大納言狐(だいなごんぎつね) 水たたき 凍(い)てのあと つゆのひぬま 陽気な客 |
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つゆのひぬま (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
新潮社 | 4106440318 |
タイトル |
山本周五郎テーマコレクション 『風雪(ふうせつ)』 単行本 | 収録作品 |
小説日本婦道記(抄) 松の花 不断草 糸車 桃の井戸 菅笠 城中の霜 内蔵充(くらのすけ)留守 生きている源八 菊屋敷 武家草履 晩秋 上野介正信(こうずけのすけ まさのぶ) |
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風雪 (山本周五郎テーマ・コレクション)
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