若き日の摂津守
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 33 (1958) 年 | 小説新潮 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 若き日の摂津守 |
時 と 所
江戸時代 老松城下
主な人物
- 摂津守光辰(みつとき) 十歳で世子(せいし)に直り、十七歳で松平信濃守の女を娶った 十九歳のとき家督を相続して摂津守に任ぜられ、二十一歳の十月に初めての国入りをした
- おたき 光辰の側室、藩の御用商人吉田屋作兵衛の次女で十七歳
Memo
── あんなふうにやれたらな。
光辰はまたそう思った。 簗(やな)にかかる鮎を手網ですくうように、さっとな投げた投網できれいに魚群をあげるように。 かれらをひと纏(まと)めに絡み取ることができたらな、と光辰は思った。
『若き日の摂津守』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134093 |
タイトル |
山本周五郎 『日日平安(にちにちへいあん)』 文庫本 | 収録作品 |
城中の霜 水戸梅譜 嘘ァつかねえ 日日平安 しじみ河岸(がし) ほたる放生(ほうじょう) 末っ子 屏風(びょうぶ)はたたまれた 橋の下 若き日の摂津守 失蝶記(しっちょうき) |
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日日平安 (新潮文庫)
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