しじみ河岸
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 29 (1954) 年 | オール讀物 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | しじみ河岸(がし) |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 花房 律之助 南町奉行所の新参吟味与力 亡き父庄左衛門は町方と奉行所で二十年ちかく勤め、死ぬまえの五年は北町奉行の与力支配
- お絹 同じ長屋の卯之吉を殺したと自首して出て、下手人として入牢中 三年前から中風で寝たきりの父勝次と白痴の弟直次郎があった
Memo
事件はこうである、── いまから二た月まえの七月七日、ちょうど七夕の夜であったが、深川冬木町の俗に「しじみ河岸」と呼ばれる堀端の空き地で、夜の十時ごろに殺人事件が起こった。 殺されたのは卯之吉といって、二十五歳になる左官職。 殺したのはお絹という二十歳の娘であった。 凶器は九寸五分の短刀、傷は肩と胸と腹に五カ所あり、胸の傷が心臓を刺していて、それが致命傷だった。
『しじみ河岸』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
小学館 | 409677202X |
タイトル |
山本周五郎中短篇秀作選集 2 『惑う』 単行本 | 収録作品 |
晩秋 金五十両 泥棒と若殿(わかとの) おたふく 妹の縁談 湯治 しじみ河岸 釣忍(つりしのぶ) なんの花か薫る あんちゃん 深川安楽亭 落葉の隣り |
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惑う (山本周五郎中短篇秀作選集 2)
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出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134093 |
タイトル |
山本周五郎 『日日平安(にちにちへいあん)』 文庫本 | 収録作品 |
城中の霜 水戸梅譜 嘘ァつかねえ 日日平安 しじみ河岸 ほたる放生(ほうじょう) 末っ子 屏風(びょうぶ)はたたまれた 橋の下 若き日の摂津守 失蝶記(しっちょうき) |
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日日平安 (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
新潮社 | 4106440385 |
タイトル |
山本周五郎テーマコレクション 『抵抗(ていこう)』 単行本 | 収録作品 |
契りきぬ しじみ河岸 なんの花か薫る こんち午(うま)の日 将監(しょうげん)さまの細みち つゆのひぬま |
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抵抗 (山本周五郎テーマ・コレクション)
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