牡丹花譜
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 13 (1938) 年 | 婦人倶楽部 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 牡丹(ぼたん)花譜 |
時 と 所
江戸時代 仙台伊達領岩沼の地
主な人物
- 青年 陸奥国仙台藩の(第四代)藩主陸奥守綱村
- 奈々 十八歳、岩沼の豪家黒上(くろかみ)家の広大な屋敷内には千余株の牡丹畑があり、奈々は「黒上の牡丹姫」と呼ばれた
Memo
【伊達騒動(寛文事件)】
綱村が(2歳で)藩主になると、大叔父にあたる宗勝が後見として実権を掌握した。 宗勝は家老の原田甲斐宗輔らと藩権力の集権化を行い、地方知行制を維持しようとする伊達氏一門と対立する。 一門の伊達安芸宗重と宗勝の甥にあたる伊達式部宗倫の所領紛争が起こると伊達安芸は幕府に一件を上訴する。
1671年(寛文11年)3月27日、騒動の裁判を行うため大老の酒井忠清邸に原田甲斐や伊達安芸ら関係者が召喚される。 原田甲斐はその場で伊達安芸に斬りかかって殺害する。 だが、原田甲斐も安芸派の柴田外記朝意と斬りあいになった。 原田甲斐は柴田外記によって斬られ、柴田外記もその日のうちに原田甲斐からの傷が元で死亡した。 関係者が死亡した事件の事後処理では原田家や兵部派が処罰されるが、伊達家は守られる事となった。
ウィキペディア(Wikipedia)より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134567 |
タイトル |
山本周五郎 『酔いどれ次郎八』 文庫本 | 収録作品 |
彦四郎実記 浪人一代男 牡丹花譜 酔いどれ次郎八 武道仮名暦(かなごよみ) 烏(からす) 与茂七(よもしち)の帰藩 あらくれ武道 江戸の土圭師(とけいし) 風格 人間紛失 |
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酔いどれ次郎八 (新潮文庫)
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