山本 周五郎
落ち梅記
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山本周五郎 短編作品
発表年 発表誌
昭和 24 (1949) 年 講談倶楽部
著者名 作品名
山本周五郎 落ち梅記

時 と 所

江戸時代  某城下・江戸城下

主な人物

Memo

 ではと云って由利江が立とうとしたとき、庭のほうでばさっとなにかの落ちる音がした。 二人は同時に振返った、── 金之助は音のしたあたりを見やった。 牡丹畑の向うに枝をひろげた梅の樹がある。 その繁った葉がくれに、かなり大きくなった実の生(な)っているのが見えた。
「梅の実が落ちたんですね」
 金之助は呟くように云った。 由利江は息をひそめるように、ひっそりと、暫くそのあたりを見やっていた。
                      『落ち梅記』文中より

収録本

出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101134307
タイトル
山本周五郎  『町奉行日記』  文庫本
収録作品
土佐の国柱  晩秋  金五十両  落ち梅記  寒橋(さむさばし)  わたくしです物語  修業綺譚(きだん)  法師川八景  町奉行日記  霜柱
Amazon  町奉行日記 (新潮文庫) 
出版社 ISBN
新潮社 4106440326
タイトル
山本周五郎テーマコレクション  『無償(むしょう)』  単行本
収録作品
落ち梅記  雨あがる  夕靄(ゆうもや)の中  ほたる放生(ほうじょう)  裏の木戸はあいている  深川安楽亭  あすなろう

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