修業綺譚
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 28 (1953) 年 | キング |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 修業綺譚(きだん) |
時 と 所
江戸時代 某城下・黒羽山
主な人物
- 川津 小弥太(かわづ) 代々百石に足りない徒歩組の組頭だが、家紋は川津氏正格の 『いおりもっこう』
- 川津 伊勢 二十一歳、八百二十石余の中老庄太夫の娘 庄太夫が小弥太の人物をみこんで婚約、以来五年、いまだに祝言は延び延びに ちなみに家紋は 『おもだか』 で、両家にはまったく血縁関係はない
Memo
「おまえには肝心なものがない、力もあるし武芸もできるだろうが、それはその、なんだ、両刃の斧(おの)のようなもンだ、うん、なんと云ったらいいか、なんとか云うんだったが ・・・ おらあ、わしは世捨て人であって、本名は知らせるわけにはいかねえ、壮年のころは将軍家の手直し番もした、遁世(とんせい)の名は一無斎、いまは黒羽山に棲(す)んでおる」
どうして話がそうなったかわからないけれども、小弥太は老人の教えを受けることになった。
『修業綺譚』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134307 |
タイトル |
山本周五郎 『町奉行日記』 文庫本 | 収録作品 |
土佐の国柱 晩秋 金五十両 落ち梅記 寒橋(さむさばし) わたくしです物語 修業綺譚 法師川八景 町奉行日記 霜柱 |
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町奉行日記 (新潮文庫)
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