阿漕の浦
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 18 (1943) 年 | ますらを |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 阿漕(あこぎ)の浦 |
時 と 所
織豊時代(慶長年間) 伊勢のくに安濃津(あのつ)城下
主な人物
- 浮田安心入道忠家(ただいえ) 備前中納言秀家(ひでいえ)につかえる五万石の大身
- 渼子(なみこ) 安濃津(後の「津」)城主富田信濃守知信(とものぶ)の妻 忠家の長女 六歳になる信高、三歳の蔵人(くらんど)という二人の子がある
Memo
使者には会いたかった、会って父のようすも問い、こちらの孫たちのことも伝えたかった、けれども良人(おっと)の信濃守知信はいま徳川軍に従って会津征伐のため出陣していた、泰平の世ならかくべつだが、出陣の留守をあずかっている妻として実家の者と親しく会うのはたしなみでない、そう思い当たったので、気づよく対面を拒んだのである。
『阿漕の浦』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134536 |
タイトル |
山本周五郎 『髪かざり』 文庫本 | 収録作品 |
笄堀(こうがいぼり) 忍緒(しのびのお) 襖(ふすま) 春三たび 障子 阿漕の浦 頬(ほお) 横笛 郷土 雪しまく峠 髪かざり 菊の系図 壱岐(いき)ノ島(しま) 竹槍(たけやり) 蜜柑畑(みかんばたけ) 二粒の飴(あめ) 萱笠(すげがさ) |
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髪かざり (新潮文庫)
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