青竹
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 17 (1942) 年 | ますらを |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 青竹 |
時 と 所
江戸時代(慶長元和年間) 佐和山城下・彦根城下
主な人物
- 竹岡 兵庫 井伊直政の千石の老臣
- 余吾 源七郎(よご) 直政に目をかけられ、直孝の守役に抜擢されていた 差物(さしもの)は四半のぬのに墨絵で蕪(かぶら)の絵、のちに一連の数珠が描き加わる
Memo
「むかしから、そのもとのひとがらはなにかを聯想(れんそう)させると思っていたが、ようやく思い当った」「・・・・・・」「青竹だ、まっすぐに高く伸びた青竹を二つに割ったようだ、しかしよくそこまでさっぱりと思いきれるものだな」「鈍根のとりえでもございましょうか」 そう云って源七郎はそっと微笑した。
『青竹』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134147 |
タイトル |
山本周五郎 『おさん』 文庫本 | 収録作品 |
青竹 夕霞(ゆうもや)の中 みずぐるま 葦(あし)は見ていた 夜の辛夷(こぶし) 並木河岸(なみきがし) その木戸を通って おさん 偸盗(ちゅうとう) 饒舌(しゃべ)り過ぎる |
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おさん (新潮文庫)
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