泥棒と若殿
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 24 (1949) 年 | 講談倶楽部 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 泥棒と若殿(わかとの) |
時 と 所
江戸時代 某城下
主な人物
- 伝九郎 江戸は下町のちょっとした乾物屋に生まれたが、酒で店を飲みつぶした父は酔って川へおちて死んでしまい、七つの年から蜆(しじみ)売り、小僧、樽ひろい、子守り ・・・ その過去はいたましいほど運が悪く、聞くほうで暗然となるようなことが多かった
- 信さん 大炊頭(おおいのかみ)成豊の二男成信
Memo
「家来たちがおれの命をちぢめようとしているのに、盗賊はおれに飯を食わせてくれた。 妙な世のなかだ」
成信はこう呟いて、男の置いていった包みをあけてみた。 中には味噌をまぶした大きな握り飯が三つはいっていた。
『泥棒と若殿』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
小学館 | 409677202X |
タイトル |
山本周五郎中短篇秀作選集 2 『惑う』 単行本 | 収録作品 |
晩秋 金五十両 泥棒と若殿 おたふく 妹の縁談 湯治 しじみ河岸(がし) 釣忍(つりしのぶ) なんの花か薫る あんちゃん 深川安楽亭 落葉の隣り |
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惑う (山本周五郎中短篇秀作選集 2)
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出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134321 |
タイトル |
山本周五郎 『人情裏長屋』 文庫本 | 収録作品 |
おもかげ抄 三年目 風流化物屋敷 人情裏長屋 泥棒と若殿 長屋天一坊 ゆうれい貸屋 雪の上の霜 秋の駕籠(かご) 豹(ひょう) 麦藁(むぎわら)帽子 |
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人情裏長屋 (新潮文庫)
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