彦四郎実記
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 11 (1936) 年 | キング |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 彦四郎実記 |
時 と 所
江戸時代 但馬国豊岡城下
主な人物
- お館様 杉原石見守長房の弟、主計介(かずえのすけ) その年二十七歳
- 監物 彦四郎(けんもつ) 長房の側近の士
Memo
当時五万石足らずの高取大名の弟となると、うまい養子口でもない限り、実にうだつのあがらぬ身上であった。 主計介も二十三の年に須野へ館を造って、兄から七百俵の手当を貰い、二十人の附人と共に移ったが、── 一生涯兄から捨扶持を貰って飼い殺し同様の身上を思うと、骨っぽい性質だけに段々耐えられなくなって来た。
『彦四郎実記』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134567 |
タイトル |
山本周五郎 『酔いどれ次郎八』 文庫本 | 収録作品 |
彦四郎実記 浪人一代男 牡丹(ぼたん)花譜 酔いどれ次郎八 武道仮名暦(かなごよみ) 烏(からす) 与茂七(よもしち)の帰藩 あらくれ武道 江戸の土圭師(とけいし) 風格 人間紛失 |
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酔いどれ次郎八 (新潮文庫)
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