もののけ
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 34 (1959) 年 | オール讀物 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | もののけ |
時 と 所
平安時代 因幡のくにのつかみ峠
主な人物
- 矢筈ノ影友(やはず かげとも) 京からもののけ退治に来た検非違使(けぴいし)の判官(ほうがん)
- 三人の看督長(かどのおさ) 一人は井汲ノ酒男(いくみのさかお)、次は斗米ノ護(とめのまもる)、三番目は単に「鉾(ほこ)」と呼ばれていた
Memo
「もののけはその峠の頂上に出る」 と影友は続けた、「出はじめてから四五十年になるそうだが、正体はまったくわからない、幾たびとなく腕自慢の者が退治にでかけた、遠国から噂(うわさ)を聞いてやって来た武士もいる、しかし、二人以上そろってゆくともののけは出ないし、一人でゆけば必ずとり殺されてしまう」
『もののけ』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134154 |
タイトル |
山本周五郎 『おごそかな渇き』 文庫本 | 収録作品 |
蕭々(しょうしょう)十三年 紅梅月毛(つきげ) 野分(のわき) 雨あがる かあちゃん 将監(しょうげん)さまの細みち 鶴(つる)は帰りぬ あだこ もののけ おごそかな渇き |
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おごそかな渇き (新潮文庫)
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