山本 周五郎
障子
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山本周五郎 短編作品
発表年 発表誌
昭和 18 (1943) 年 婦人倶楽部
著者名 作品名
山本周五郎 障子

時 と 所

江戸時代  水戸城下

主な人物

Memo

 梅子は微笑しながらさえぎった、そしてあれをごらんなさいと云いながら、ふり返って障子ひと桟にあけられた穴をゆびさした。
「なんですか ・・・ 」
「あれは久木さんが此処へおいでなすった翌日、かの子が自分でああしたのです。 ちょうどわたしが来合せて、なんのためかと訊(き)きました、かの子は赤い顔をしてひどく困ったようすでした、あとで塾生にはなしたところによると、人は誰にも見られないと思うとつい行儀を崩しやすい、それで独(ひとり)を慎むためにこうしたのです、そう云ったそうでした」
                       『障子』文中より

収録本

出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101134536
タイトル
山本周五郎  『髪かざり』  文庫本
収録作品
笄堀(こうがいぼり)  忍緒(しのびのお)  襖(ふすま)  春三たび  障子  阿漕(あこぎ)の浦  頬(ほお)  横笛  郷土  雪しまく峠  髪かざり  菊の系図  壱岐(いき)ノ島(しま)  竹槍(たけやり)  蜜柑畑(みかんばたけ)  二粒の飴(あめ)  萱笠(すげがさ)
Amazon  髪かざり (新潮文庫) 

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