並木河岸
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 31 (1956) 年 | オール讀物 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 並木河岸(なみきがし) |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 鉄次 十三の年に「相留」という船大工の弟子にはいり、いまでは仕事場のことをすっかり任されている 二十四でおていと所帯を持って七年、いまはもう三十一歳に
- おてい 鉄次の女房 一緒になるまえは木場の伊勢屋に奉公していた
Memo
女は話し続け、鉄次は黙って聞いていた。 深川の並木河岸、人家の少ないところで、河岸とは反対側の道ばたに、並木があった。 木はなんだったかしら。 横に枝がひろがっていて、夏になると木陰が暗くなるくらいだった。 あんたたちそこで逢曳したじゃないの、と女は云った。 いつも夕方で、木陰は暗かった。
『並木河岸』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
小学館 | 4096772046 |
タイトル |
山本周五郎中短篇秀作選集 4 『結ぶ』 単行本 | 収録作品 |
初蕾(はつつぼみ) むかしも今も おれの女房 寒橋(さむさばし) 夕靄(ゆうもや)の中 秋の駕籠 凌霄花(のうぜんかずら) 四日のあやめ かあちゃん 並木河岸 おさん 「ひとごろし」 |
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結ぶ (山本周五郎中短篇秀作選集 4)
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出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134147 |
タイトル |
山本周五郎 『おさん』 文庫本 | 収録作品 |
青竹 夕霞の中 みずぐるま 葦(あし)は見ていた 夜の辛夷(こぶし) 並木河岸 その木戸を通って おさん 偸盗(ちゅうとう) 饒舌(しゃべ)り過ぎる |
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おさん (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
新潮社 | 4106440342 |
タイトル |
山本周五郎テーマコレクション 『夫婦(ふうふ)』 単行本 | 収録作品 |
おれの女房 寒橋 四日のあやめ 妻の中の女 水たたき 並木河岸 古今集巻之五 |
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夫婦 (山本周五郎テーマ・コレクション)
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