落葉の隣り
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 34 (1959) 年 | 小説新潮 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 落葉の隣り |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 繁次 参吉とおないどしで浅草黒船町の裏の同じ長屋で生まれ育つ 「指定」に弟子入りして指物職に
- 参吉 仏具師の店に奉公したのち江戸一番の蒔絵職人をめざし大名道具を扱う「島藤」へ
- おきぬ 同じ長屋に住み二人とは五つとし下 十二のときに母が亡くなると酒癖の悪い父が芸妓屋へ売る話を 繁次が親方夫婦に頼みおきぬは「指定」の女中に
Memo
「もう忘れちゃったなあ」 繁次は目をつむったまま、さぐりさぐり、口の中で低くうたいだした、
「── 落葉に雨の音を聞く、隣りは恋のむつごとや ・・・・」
彼はつむった眼にぎゅっと力をいれた。
『落葉の隣り』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
小学館 | 409677202X |
タイトル |
山本周五郎中短篇秀作選集 2 『惑う』 単行本 | 収録作品 |
晩秋 金五十両 泥棒と若殿(わかとの) おたふく 妹の縁談 湯治 しじみ河岸(がし) 釣忍(つりしのぶ) なんの花か薫る あんちゃん 深川安楽亭 落葉の隣り |
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惑う (山本周五郎中短篇秀作選集 2)
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出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134079 |
タイトル |
山本周五郎 『大炊介始末(おおいのすけしまつ)』 文庫本 | 収録作品 |
ひやめし物語 山椿(やまつばき) おたふく よじょう 大炊介始末 こんち午(うま)の日 なんの花か薫る 牛 ちゃん 落葉の隣り |
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大炊介始末 (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
新潮社 | 4106440334 |
タイトル |
山本周五郎テーマコレクション 『歳月(さいげつ)』 単行本 | 収録作品 |
藪落(やぶおと)し 葦(あし)は見ていた 橋の下 落葉の隣り 燕(つばくろ) 榎(えのき)物語 饒舌(しゃべ)り過ぎる |
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歳月 (山本周五郎テーマ・コレクション)
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