屏風はたたまれた
≫ Top page 作家 一覧 へ
山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 33 (1958) 年 | 文藝春秋 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 屏風(びょうぶ)はたたまれた |
時 と 所
江戸時代 江戸城下
主な人物
- 吉村 弥十郎 九百五十石あまりの中老吉村伊与二郎の長男 五百石ほどの留守役北島の娘との縁談がまとまっていた 吉村は五代まえに、ときの藩主の弟を養子に迎えており、家中では筋目の家といわれている
- 千夜 乳母の「ゆき」によれば、嬢さまの千夜は弥十郎をみそめおもいこがれるあまり病気のようになったと云い、逢ってやってもらいたいと再三の手紙を弥十郎に届ける
Memo
ここでも同じように雨戸を閉め、一双の屏風をまわし、隣り座敷にはゆきという婦人がいた。 逢っている時間は短かく、刻限になるとゆきが隣りから声をかける。 するともう待ったなしで、すぐに支度をし、別れなければならないのであった。
『屏風はたたまれた』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134093 |
タイトル |
山本周五郎 『日日平安(にちにちへいあん)』 文庫本 | 収録作品 |
城中の霜 水戸梅譜 嘘ァつかねえ 日日平安 しじみ河岸(がし) ほたる放生(ほうじょう) 末っ子 屏風はたたまれた 橋の下 若き日の摂津守 失蝶記(しっちょうき) |
≫ Amazon
日日平安 (新潮文庫)
へ