山本 周五郎
金五十両
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山本周五郎 短編作品
発表年 発表誌
昭和 22 (1947) 年 講談雑誌
著者名 作品名
山本周五郎 金五十両

時 と 所

江戸時代  遠江のくに浜松の町はずれ・膳所(ぜぜ)城下

主な人物

Memo

「失礼だが西へゆかれるか」
「・・・ へ まいります」
 宗吉は相手の語気の鋭さに圧されて、我にもなく一歩うしろへさがった。 武士は押冠(おしかぶ)せるように、
「膳所を通られるか」 と訊いた。
「へえ、ぜ、膳所を、通ります」
「では頼まれて貰いたい」
 相手はこう云ってふところから袱紗包(ふくさづつみ)を取出し、
「これに五十金ある、まことに相済まぬが、城下の中大手西ノ辻という処に藤巻中書という家がある、それへこの金子(きんす)を届けて貰いたいのだ、源之丞よりと申せばわかる、頼むぞ」
                  『金五十両』文中より

収録本

出版社 ISBN
小学館 409677202X
タイトル
山本周五郎中短篇秀作選集 2  『惑う』  単行本
収録作品
晩秋  金五十両  泥棒と若殿(わかとの)  おたふく  妹の縁談  湯治  しじみ河岸(がし)  釣忍(つりしのぶ)  なんの花か薫る  あんちゃん  深川安楽亭  落葉の隣り
出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101134307
タイトル
山本周五郎  『町奉行日記』  文庫本
収録作品
土佐の国柱  晩秋  金五十両  落ち梅記  寒橋(さむさばし)  わたくしです物語  修業綺譚(きだん)  法師川八景  町奉行日記  霜柱
Amazon  町奉行日記 (新潮文庫) 

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