山本 周五郎
風車
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山本周五郎 短編作品
発表年 発表誌
昭和 13 (1938) 年 婦人倶楽部
著者名 作品名
山本周五郎 風車

時 と 所

江戸時代  江戸城下

主な人物

Memo

 隣りの部屋からは、いつか金之助の健康な寝息が聞え始めた、おつゆは行灯の火をかき立てながら、一度納戸へ押入れて置いた風呂敷包を取出してひろげた、── 中からは赤や紫や緑の美しい紙片が現われた、「一文風車」の内職である、この正月から暮しの足しに、金之助には知らさず、夜毎々々おつゆは風車を作っていたのである、
 ── 是で今夜から。
 とおつゆは胸の中で呟いた。
 ── 本当にこの風車がお役に立つようになった。
                       『風車』文中より

収録本

出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101134550
タイトル
山本周五郎  『人情武士道』  文庫本
収録作品
曾我平九郎(そがへいくろう)  癇癪料(かんしゃくりょう)二十四万石  竹槍(たけやり)念仏  風車  驕(おご)れる千鶴(ちづる)  武道用心記  しぐれ傘(がさ)  竜(りゅう)と虎(とら)  大将首  人情武士道  猿耳(えんじ)  家常茶飯
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