あらくれ武道
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 16 (1941) 年 | 講談雑誌 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | あらくれ武道 |
時 と 所
戦国時代 近江ノ国小谷城中・城外
主な人物
- 宗近 新兵衛(むねちか) そのとき二十六歳 小谷の城主浅井長政の家臣 長政はひじょうに新兵衛を愛していた
- 浪江 お市のかたが岐阜から伴(つ)れてきた侍女のひとりで、お市のかたにも長政にも寵愛されていた
Memo
「めずらしや新兵衛」 信長は床机から声をかけた。
「みれば存分に暴れたそうな、武者ぶりみごと、あっぱれつわものの画像と思うぞ。 だがそのほうほどの者が縄目の辱しめをうけるとはどうしたことだ。 いかに乱軍のなかとはいえ、腹切るひまはあったであろうに、小谷のあらくれと呼ばれた者にも似合わぬ、みぐるしい態ではないか」
『あらくれ武道』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134567 |
タイトル |
山本周五郎 『酔いどれ次郎八』 文庫本 | 収録作品 |
彦四郎実記 浪人一代男 牡丹(ぼたん)花譜 酔いどれ次郎八 武道仮名暦(かなごよみ) 烏(からす) 与茂七(よもしち)の帰藩 あらくれ武道 江戸の土圭師(とけいし) 風格 人間紛失 |
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酔いどれ次郎八 (新潮文庫)
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