山本 周五郎
女は同じ物語
Top page 作家 一覧 
山本周五郎 短編作品
発表年 発表誌
昭和 30 (1955) 年 講談倶楽部
著者名 作品名
山本周五郎 女は同じ物語

時 と 所

江戸時代  某城下

主な人物

Memo

父は枝島の娘と縁談があったのを、自分からすすんでいまの母を娶(めと)った。 枝島の娘はときといい、器量はさわ女ほどではないが、気だてがやさしく、琴の名手として評判だった。 父がさわ女を娶ったあと、枝島では長男が死んだので、さわ女の弟で甚兵衛という人が入婿した。 それから三年、その二人の若い良人たちは、お互いの自分の家庭生活について語り、結婚まえにその娘がどうみえようと、── 気が強そうにみえようとやさしそうにみえようと、── 結婚してしまえばみな同じようなものである。 色情と物欲と虚栄と頑迷の強さにおいて、すべて男の敵とするところではない。 という結論に達し、両人相共に、嘆いたということであった。
                   『女は同じ物語』文中より

収録本

出版社 ISBN
小学館 4096772011
タイトル
山本周五郎中短篇秀作選集 1  『待つ』  単行本
収録作品
内蔵允留守(くらのすけるす)  柘榴(ざくろ)  山茶花帖(さざんかちょう)  柳橋物語(やなぎばしものがたり)  つばくろ  追いついた夢  ぼろと釵(かんざし)  女は同じ物語  裏の木戸はあいている  こんち午(うま)の日  ひとでなし
出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101134208
タイトル
山本周五郎  『ひとごろし』  文庫本
収録作品
壷(つぼ)  暴風雨(あらし)の中  雪と泥  鵜(う)  女は同じ物語  しゅるしゅる  裏の木戸はあいている  地蔵  改訂御定法(ごじょうほう)  ひとごろし
Amazon  ひとごろし (新潮文庫) 

配信広告 【 Yahoo! アドパートナー 】

配信広告 【 Google AdSense 】

a あ

b ば

  ぼ

  ぶ

  びょ

c ちゃ

  ち

  ちょ

  ちゅ

d だ

  ど

 

e え

f ふ

g ぐ

h は

  へ

  ひ

  ほ

  ひゃ

  ひょ

i  い

j じ

  じょ

  じゅ

k か

  き

  こ

  く

  きょ

m ま

  め

  み

  も

  む

n な

  ね

  に

  の

  にょ

 

o お

r ら

  ろ

  りゅ

s さ

  せ

  し

  そ

  す

  しゃ

  しょ

  しゅ

t た

  と

  つ

u う

w わ

y や

  よ

  ゆ

z ざ