山本 周五郎
妻の中の女
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山本周五郎 短編作品
発表年 発表誌
昭和 30 (1955) 年 小説倶楽部
著者名 作品名
山本周五郎 妻の中の女

時 と 所

江戸時代  某城下

主な人物

Memo

「なぜだ、よそでは子を産んだのに、どうしておれとの仲には、一人の子も」と云いかけて彼は絶句し、口をあけて妻を見つめた、
「── 初世、・・・まさか、まさかいちども、いちどもそれが」
 初世は手をふり放し、袂で顔を隠しながら、逃げるようにその座敷から出ていった。
「このばか者」と杏所は自分に云った、
「この放埓(ほうらつ)な、情け知らずの盲人の、たわけ者、
・・・ これで眼がさめたか」
                      『妻の中の女』文中より

収録本

出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101134277
タイトル
山本周五郎  『あとのない仮名』  文庫本
収録作品
討九郎馳走(とうくろうちそう)  義経(よしつね)の女(むすめ)  主計(かずえ)は忙しい  桑の木物語  竹柏記(ちくはくき)  妻の中の女  しづやしづ  あとのない仮名
出版社 ISBN
新潮社 4106440342
タイトル
山本周五郎テーマコレクション  『夫婦(ふうふ)』  単行本
収録作品
おれの女房  寒橋(さむさばし)  四日のあやめ  妻の中の女  水たたき  並木河岸(なみきがし)  古今集巻之五

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