秋風不帰
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 14 (1939) 年 | 講談雑誌 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 秋風不帰 |
時 と 所
江戸時代 信濃国西条藩の城下
主な人物
- 狩谷 夏雄 三百二十石の槍奉行狩谷与右衛門の二男 武芸好きで十九歳のときに藩の進武館の筆頭に、二十二歳の春には兵法修行の旅に出て、五年振りで城下に帰る
- 若林 町子 夏雄の許嫁(いいなずけ)、納戸役を勤める親友若林善之助の妹
- お高 狩谷の屋敷にいた下男嘉右衛門の娘
Memo
「考えてみれば当然だ、拙者はこういう身上になったのだから、もう約束を果すことは出来ないし、許嫁を反古(ほご)にしなければ若林兄弟も安全ではいられないだろう、・・・ だが、なんだか拙者は、待っていてくれそうな気がした」
「・・・ 分かるよ、狩谷」
「善之助とは莫逆(ばくぎゃく)だし、・・・ あの女(ひと)の気持も多少は知っていたと思った、・・・ それで少し意外だったのだ、殊に相手が、・・・ 小野国老の倅(せがれ)とは」
『秋風不帰』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134437 |
タイトル |
山本周五郎 『花匂う』 文庫本 | 収録作品 |
宗太兄弟の悲劇 秋風不帰 矢押(やのし)の桶(とい) 愚鈍物語 明暗嫁問答 椿説(ちんせつ)女嫌い 花匂う 蘭(らん) 渡(わたる)の求婚 出来ていた青 酒・盃(さかずき)・徳利 |
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花匂う (新潮文庫)
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