松風の門
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 15 (1940) 年 | 現代 |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 松風の門 |
時 と 所
江戸時代(寛文年間) 鶴島城下
主な人物
- 伊達大膳大夫宗利(むねとし) 伊予国宇和島藩主 亡き父秀宗(ひでむね)の跡を継ぎ、十一歳のとき江戸へ去ってからほとんど二十年ぶりに帰国した
- 池藤 八郎兵衛 郡奉行の子で九歳のころ宗利の相手として殿中に召し出された 二十五歳のとき父を亡くし家を継いだが、郡奉行の職には就けず無役のまま今日に及んでいる
Memo
松風が蕭々(しょうしょう)と鳴っていた、前も後も、右も左も、耳の届くかぎり松風の音だった、宗利は黙って歩いていった、石段を登って、高い山門をくぐると、寺の境内も松林であった。 そして其処もまた潮騒のような松風の音で溢れていた。
『松風の門』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134239 |
タイトル |
山本周五郎 『松風の門』 文庫本 | 収録作品 |
松風の門 鼓(つづみ)くらべ 狐(きつね) 評釈堪忍記 失恋第五番 湯治 ぼろと釵(かんざし) 砦山(とりでやま)の十七日 夜の蝶(ちょう) 釣忍(つりしのぶ) 月夜の眺(なが)め 薊(あざみ) 醜聞 |
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松風の門 (新潮文庫)
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