藪落し
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 10 (1935) 年 | アサヒグラフ |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 藪落(やぶおと)し |
時 と 所
現代 (山梨県かと)
主な人物
- 与石 勘三郎(よいし) 当てれば(見つければ)巨利が得られるという水晶鉱脈を山中に探す「やまさがし」に熱中
(田地山林をうしない妻子を飢えさせる) - お豊 勘三郎の妻 やまさえ当たればとの思いから勘三郎のやまさがしを助ける
Memo
もと与石のものだった檜山からかんば沢のほうへ十丁ばかりいったところに、その地方で金竹と呼んでいる細い篠竹の密生した斜面があった、幹も葉もなめらかな膏(あぶら)を塗ったような笹で、四十度ばかりの傾斜をびっしりと埋めている、その斜面の尽きるところが断崖になって、五十尺ばかり下をかんば沢の水が滝をなして流れているのだ。
『藪落し』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134369 |
タイトル |
山本周五郎 『あんちゃん』 文庫本 | 収録作品 |
いさましい話 菊千代抄 思い違い物語 七日七夜 凌霄花(のうぜんかずら) あんちゃん ひとでなし 藪落し |
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あんちゃん (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
新潮社 | 4106440334 |
タイトル |
山本周五郎テーマコレクション 『歳月(さいげつ)』 単行本 | 収録作品 |
藪落し 葦(あし)は見ていた 橋の下 落葉の隣り 燕(つばくろ) 榎(えのき)物語 饒舌(しゃべ)り過ぎる |
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歳月 (山本周五郎テーマ・コレクション)
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