矢押の桶
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山本周五郎 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 16 (1941) 年 | キング |
著者名 | 作品名 |
山本周五郎 | 矢押(やのし)の桶(とい) |
時 と 所
江戸時代 羽前国向田藩の城下
主な人物
- 矢押 梶之助(やのし) 二十五歳、家老職矢押(やのし)家の二男 兄の監物は現国老塩田外記の娘婿で後任の国家老として外記以上に嘱望されていたが、少年の頃から我が強く乱暴者だった梶之助は兄弟の亡き父から矢押家の瘤(こぶ)とさえ云われた
- 加世 土着の豪農で領内随一の大地主、吉井幸兵衛の娘
Memo
── もう駄目だ、北見の田もいけない。
── 幾ら苦労してもこの土地では無駄だ。
みんな絶望してそう思いはじめた。
── もっといい土地へ行こう、農作に安全な土地へ行こう。
梶之助は幸兵衛からその事情を聞いた。
『矢押の桶』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101134437 |
タイトル |
山本周五郎 『花匂う』 文庫本 | 収録作品 |
宗太兄弟の悲劇 秋風不帰 矢押の桶 愚鈍物語 明暗嫁問答 椿説(ちんせつ)女嫌い 花匂う 蘭(らん) 渡(わたる)の求婚 出来ていた青 酒・盃(さかずき)・徳利 |
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花匂う (新潮文庫)
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