藤沢 周平
夜の城
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 50 (1975) 年 問題小説
著者名 作品名
藤沢周平 夜の城

時 と 所

江戸時代  某城下・黒谷村

主な人物

Memo

 道の向こう側、樹林の奥には、虎伏城と呼ばれた廃城の跡と、六年前に疫病に襲われて、一村死に絶えたといわれる黒谷村がある。 藩が柵を設けて黒谷村に通じる道を封じたのはその時である。
 ── 病気になる前に、小鳥を追って黒谷村のあたりまで行ったかも知れない。
 と蔵太は思った。
 蔵太は五年ほど前、熱病を病んで、以前の記憶一切を失った。 恢復(かいふく)したとき、妻の三郷の名前も思い出せないほどだったのである。 だが、その考えは、蔵太のいまの奇妙な感覚を裏づけるものではなかった。 どこかぴったりしないところがある。
                     『夜の城』文中より

収録本

出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101247045
タイトル
藤沢周平  『冤罪』  文庫本
収録作品
証拠人  唆す  潮田伝五郎置文  密夫の顔  夜の城  臍曲がり新左  一顆の瓜  十四人目の男  冤罪
Amazon  冤罪 (新潮文庫) 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642406
タイトル
藤沢周平全集 第四巻  単行本
収録作品
暗殺の年輪  ただ一撃  紅(べに)の記憶  証拠人  唆(そそのか)す  恐妻の剣  潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ)  密夫の顔  嚏(くしゃみ)  十四人目の男  桃の木の下で  臍曲(へそま)がり新左(しんざ)  夜の城  冤罪(えんざい)  一顆(いっか)の瓜(うり)  鱗雲(うろこぐも)  鬼気  竹光始末  果し合い  遠方より来(きた)る  乱心  雪明かり
Amazon  藤沢周平全集 第四巻 

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