冬の足音
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 52 (1977) 年 | 別冊小説宝石 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 冬の足音 |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- お市 親の代からの錺(かざり)職兼蔵の娘、間もなく二十(はたち)に 宗吉という弟がいた
- 時次郎 兼蔵の家で子供のときから修行した一番弟子 兼蔵夫婦は、お市の婿にと考えていたが、三年前に出て行った
Memo
「考えることはないだろ。 こんないい縁談をのがしたら、お前、もう当分は日がささないよ」
「ちょっと黙ってよ、おっかさん」
と、お市は言った。 思わず鋭い声になっていた。 早く決めさせたい気持ちが露骨に見える母親の態度に、いら立たしい気分をかき立てられていた。
「叔母さん、悪いけど二、三日考えさせて」
そういうとお市は、急に立って茶の間を出た。 うしろで、「なあに、あれ」という叔母の声と、「すみませんね、およしさん」とお辰が詫びる声がしたが、お市は振りむかなかった。
『冬の足音』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
中央公論社 中公文庫 | 978-4122010963 |
タイトル |
藤沢周平 『夜の橋』 文庫本 | 収録作品 |
鬼気 夜の橋 裏切り 一夢の敗北 冬の足音 梅薫る 孫十の逆襲 泣くな、けい 暗い鏡 |
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夜の橋 (中公文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642208 |
タイトル |
藤沢周平全集 第二巻 単行本 | 収録作品 |
冬の潮(うしお) 意気地なし 秘密 しぶとい連中 石を抱く 暁のひかり 龍(りゅう)を見た男 夜の橋 拐(かどわか)し 神隠し 閉ざされた口 闇の穴 三年目 狂気 荒れ野 春の雪 遠い少女 昔の仲間 疫病神 裏切り 夕べの光 冬の足音 暗い渦 うしろ姿 告白 捨てた女 夜の雷雨 暗い鏡 人殺し 朝焼け |
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藤沢周平全集 第二巻
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