帰還せず
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 56 (1981) 年 | 小説宝石 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 帰還せず |
時 と 所
江戸時代 加治城下
主な人物
- 塚本 半之丞(はんのじょう) 公儀隠密、二十六歳 加治藩における五年の探索を終って江戸に帰ったが、同じ期日に帰還する命令をうけた同じ組屋敷の者がもどらず、生死をたしかめに再度加治領に潜入した
- 山崎 勝之進 半之丞と同じ組屋敷、三十一歳で妻子がいる やはり頻発(ひんぱつ)する一揆(いっき)の状況を探りに、半之丞に一年遅れて加治藩の支藩小出加治城下に潜入した
Memo
「それがしは十日ほど前にこちらに来たばかりで、おたずねの二月末には、新野庸助(ようすけ)という者がここを預かっておりました。 変ったことと言うのは、そのときのことではないかと思いますが ・・・」
「変事があったのか?」
半之丞は茶碗をおいて帳面をのぞいた。 瀬川は、ここをごらんくださいと言って、太い指で帳面をつついた。
「江戸へ行く道中切手を持った男が、この先の牟呂(むろ)村のはずれで殺されました。 ええーと、名前は小出加治城下の茶商播磨屋の奉公人栄助、齢は三十一と ──。 道中切手によるとそうなっておりますな」
『帰還せず』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247090 |
タイトル |
藤沢周平 『時雨みち』 文庫本 | 収録作品 |
帰還せず 飛べ、佐五郎 山桜 盗み喰い 滴る汗 幼い声 夜の道 おばさん 亭主の仲間 おさんが呼ぶ 時雨みち |
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時雨みち (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642505 |
タイトル |
藤沢周平全集 第五巻 単行本 | 収録作品 |
闇の顔 小川の辺(ほとり) 木綿触れ 夢ぞ見し 一夢の敗北 小鶴 梅薫る 孫十の逆襲 泣くな、けい 泣く母 飛べ、佐五郎 山桜 帰還せず 報復 弾む声 切腹 花のあと -以登女(いとじょ)お物語- 雪間草 悪癖 麦屋町昼下がり 三ノ丸広場下城どき 山姥橋夜五ツ 榎屋敷宵の春月 |
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藤沢周平全集 第五巻
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