相模守は無害
≫ Top page 作家 一覧 へ
藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 49 (1974) 年 | オール讀物 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 相模守は無害 |
時 と 所
江戸時代 江戸城下・海坂城下
主な人物
- 明楽 箭八郎(あけら やはちろう) 亡き幸右ヱ門の一子、お庭番 十四年におよんだ海坂藩探索を終えて、虎の御門外の御用屋敷に帰った 長屋に母加音(かね)の姿はなく、四年前に病いで亡くなったことを組頭から聞かされる
- 印南 勢津 組内の印南重兵衛の末娘 幸右ヱ門と昵懇(じっこん)の仲だった重兵衛の好意で、箭八郎の飯の支度を助ける 十二になる娘がひとりいる
Memo
「要するに ・・・」
豊後守は補足して言った。
「神山相模守という人物は、元来海坂藩の腫物(はれもの)というべき人物でな。 ところが、右京亮はその弟を溺愛しておる」
豊後守は、命令する者の威厳を、瞬時とりはずしたように舌打ちした。
「海坂は小藩といえども三河以来の譜代。 言うまでもないが、廉姫は将軍家の縁につながるお方だ。 相模守から眼を離すわけにはいかんのだ」
『相模守は無害』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
文藝春秋 文春文庫 | 978-4167192174 |
タイトル |
藤沢周平 『闇の梯子』 文庫本 | 収録作品 |
父(ちゃん)とよべ 闇の梯子 入墨 相模守は無害 紅の記憶 |
≫ Amazon
闇の梯子 (文春文庫)
へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163255705 |
タイトル |
海坂藩大全(うなさかはんたいぜん) 上 単行本 | 収録作品 |
暗殺の年輪 相模守は無害 唆(そそのか)す 潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ) 鬼気 竹光始末 遠方より来(きた)る 小川の辺(ほとり) 木綿触れ 小鶴 |
≫ Amazon
海坂藩大全 上
へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642604 |
タイトル |
藤沢周平全集 第六巻 単行本 | 収録作品 |
玄鳥 三月の鮠(はや) 闇討ち 浦島 鷦鷯(みそさざい) 又蔵(またぞう)の火 逆軍の旗 相模守は無害 二人の失踪人 上意改まる 幻にあらず 長門守の陰謀 振子の城 二天(にてん)の窟(あなぐら) 死闘 夜明けの月影 師弟剣 飛ぶ猿 |
≫ Amazon
藤沢周平全集 第六巻
へ
a あ
b べ
c ちゃ
ち
e え
f ふ
g げ
ぎ
ぎゃ
h は
へ
ひ
ほ
i い
j じょ
じゅ
k か
き
こ
く
きょ
m ま
み
も
む
n な
に
の
ぬ
o お
r ら
りゅ
s さ
せ
し
そ
す
しょ
t た
て
と
u う
w わ
y や
よ
ゆ