麦屋町昼下がり
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 62 (1987) 年 | オール讀物 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 麦屋町昼下がり |
時 と 所
江戸時代 某城下
主な人物
- 片桐 敬助 三十五石取りの御蔵役人、藩中で一、二を争う剣の遣い手 上司の家に呼ばれた帰りに、「今夜、片桐が伊予町の弓削の隠居を斬ってしまったのだ」
- 弓削 新次郎(ゆげ) 家は、三百石の上士 門弟二百人と言われる城下第一の道場の筆頭 天才的な剣士であるだけでなく、常人とはやや異なる性癖(しへき)の持主 父を失って、いずれ江戸詰を免ぜられて国勤めに変わるだろう、「問題は弓削の倅(せがれ)だな」
Memo
「去年の秋の五人抜きは見事なものだったが、もし片桐が弓削新次郎と立合ったらどういうことになるかな」
「とても、お話になりません」
「なに?」
「それがしの歯が立つ相手ではありません。 これまで二度立合い、二度とも完膚(かんぷ)なきまでにやられました」
「謙遜ではないのか」
「いえ、事実を申し上げております」
大目付はほうと言った。 困惑したような眼で敬助を見た。
『麦屋町昼下がり』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
文藝春秋 文春文庫 | 978-4167192266 |
タイトル |
藤沢周平 『麦屋町昼下がり』 文庫本 | 収録作品 |
麦屋町昼下がり 三ノ丸広場下城どき 山姥橋夜五ツ 榎屋敷宵の春月 |
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麦屋町昼下がり (文春文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642505 |
タイトル |
藤沢周平全集 第五巻 単行本 | 収録作品 |
闇の顔 小川の辺(ほとり) 木綿触れ 夢ぞ見し 一夢の敗北 小鶴 梅薫る 孫十の逆襲 泣くな、けい 泣く母 飛べ、佐五郎 山桜 帰還せず 報復 弾む声 切腹 花のあと -以登女(いとじょ)お物語- 雪間草 悪癖 麦屋町昼下がり 三ノ丸広場下城どき 山姥橋夜五ツ 榎屋敷宵の春月 |
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藤沢周平全集 第五巻
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