囮
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 46 (1971) 年 | オール讀物 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 囮(おとり) |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 甲吉 版木彫り職人、彫師「彫宇」の工房にいる 両親をはやくに失い、妹のお澄を一人前にそだてて嫁にやることを生甲斐のように思い込んでいたが、二年ほど前、お澄は血を喀(は)き寝たり起きたりする暮らしが続いている 妹の薬料のため、目明し徳十から渡される手当をあてに、下っ引になった
- おふみ 小料理屋の下働き、二十前後にみえる 仕事から帰って来る時刻を、甲吉が見張っている
Memo
甲吉の仕事は、ひとりの女を見張ることだった。
「女?」
「綱蔵の情婦(いろ)だ。 この近くに住んでいる」
見張りは、六ツ(午後六時)から五ツ(午後八時)までの間でいい。 その前後は、手を打ってある、と徳十は言った。
上野の鐘が、六ツを告げた。
『囮』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
文藝春秋 文春文庫 | 978-4167192013 |
タイトル |
藤沢周平 『暗殺の年輪』 文庫本 | 収録作品 |
黒い縄 暗殺の年輪 ただ一撃 溟(くら)い海 囮(おとり) |
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暗殺の年輪 (文春文庫) へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642109 |
タイトル |
藤沢周平全集 第一巻 単行本 | 収録作品 |
溟(くら)い海 囮(おとり) 賽子無宿(さいころむしゅく) 黒い縄 帰郷 恐喝 夜が軋(きし)む 割れた月 闇の梯子 父(ちゃん)と呼べ 疑惑 密告 入墨 馬五郎焼身 旅の誘(いざな)い 鬼 おふく 霜の朝 時雨(しぐれ)のあと 穴熊 冬の終りに |
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