疫病神
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 52 (1977) 年 | 問題小説 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 疫病神 |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 鹿十 おしな、信蔵、おくに達の父親、六十二歳 表具師をしていたが、三十半ばから飲む、打つ、買うの三道楽に全部手を出すようになり、裏店に引っ越した ある日家を出て行ってそれっきり戻らず十八年が過ぎたが、つい先日、おしなの旦那の長吉が湯屋の釜番をしている鹿十を見た
- 信蔵 表具師、三十三歳 三年前に、人手に渡っていた家を買いもどし、父親の仕事も受け継いでいる 女房のおなみは親方の娘で、弟子も二人いた
Memo
「もし昔と変わりないんだったら、かわいそうだけどほっとくしかないよ。 誰が引き取るにしても、もしそうだったら家の中がめちゃめちゃになるもんね」
「かと言って、直りましたか、と聞くわけにもいかねえしな」
と長吉が言った。 みんなはどっと笑った。 厄介(やっかい)なものを抱えこんだ気がし、その厄介者が、とりもなおさず自分の親だというところが、いまいましくまたおかしかった。
『疫病神』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247069 |
タイトル |
藤沢周平 『神隠し』 文庫本 | 収録作品 |
拐(かどわか)し 昔の仲間 疫病神 告白 三年目 鬼 桃の木の下で 小鶴 暗い渦 夜の雷雨 神隠し |
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神隠し (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642208 |
タイトル |
藤沢周平全集 第二巻 単行本 | 収録作品 |
冬の潮(うしお) 意気地なし 秘密 しぶとい連中 石を抱く 暁のひかり 龍(りゅう)を見た男 夜の橋 拐(かどわか)し 神隠し 閉ざされた口 闇の穴 三年目 狂気 荒れ野 春の雪 遠い少女 昔の仲間 疫病神 裏切り 夕べの光 冬の足音 暗い渦 うしろ姿 告白 捨てた女 夜の雷雨 人殺し 朝焼け |
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藤沢周平全集 第二巻
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