藤沢 周平
恐妻の剣
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 49 (1974) 年 小説宝石
著者名 作品名
藤沢周平 恐妻の剣

時 と 所

江戸時代  某城下・国境に出る山中

主な人物

Memo

 志田はもう一度咳払いをした。
「そなたの女房どのに、黙って発つしかないが、その、大事ないか」
 作十郎は赤面した。 家老が七十石の無役の家の事情に通じているとは思わなかったが、田代半太夫でも、初江が口喧しい女であると話したものだろうか。
 ── あれは悪妻だ。
 こんな場所で亭主に恥をかかせる、と作十郎は思った。
「いっこうに差し支えございませぬ」
 作十郎は胸を張って言い切った。
                     『恐妻の剣』文中より

収録本

出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101247021
タイトル
藤沢周平  『竹光始末』  文庫本
収録作品
竹光始末  恐妻の剣  石を抱く  冬の終りに  乱心  遠方より来る
Amazon  竹光始末 (新潮文庫) 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642406
タイトル
藤沢周平全集 第四巻  単行本
収録作品
暗殺の年輪  ただ一撃  紅(べに)の記憶  証拠人  唆(そそのか)す  恐妻の剣  潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ)  密夫の顔  嚏(くしゃみ)  十四人目の男  桃の木の下で  臍曲(へそま)がり新左(しんざ)  夜の城  冤罪(えんざい)  一顆(いっか)の瓜(うり)  鱗雲(うろこぐも)  鬼気  竹光始末  果し合い  遠方より来(きた)る  乱心  雪明かり
Amazon  藤沢周平全集 第四巻 

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