闇の顔
≫ Top page 作家 一覧 へ
藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 51 (1976) 年 | 小説歴史 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 闇の顔 |
時 と 所
江戸時代 某城下
主な人物
- 伊並 惣七郎(そうしちろう) 御徒(おかち)目付を勤める 大目付安間権太夫の指揮で、普請場の事件を調べている
- 幾江 惣七郎の妹 春先に縁談が決まり、事件で亡くなった大関泉之助に間もなく嫁することになっていた
- 石凪 鱗次郎(いしなぎ りんじろう) 馬廻りに勤める 惣七郎とは一刀流の道場仲間で、小さい頃から往き来していた 藩中で一、二を争う剣の遣い手で、惣七郎の調べを手伝う
Memo
事件が知れたのは、その夜の四ツ(午後十時)を過ぎた頃である。 普請奉行志田弥右衛門と奉行助役の大関泉之助の二人が、血まみれになって、普請場の闇の中に倒れているのが発見された。
見つけたのは、城内見廻りの藩士二人である。 城内見廻りと言っても、ふだんは本丸の建物の周囲を、定(き)められた道順で提灯(ちょうちん)で照らして廻るだけだが、ひと月ほど前から二ノ丸の巽櫓(たつみやぐら)附近の石垣工事がすすめられていて、その場所を点検する仕事がひとつ加わった。 石垣の外は深い濠(ほり)で、そこから人が侵入するなどということは、まず考えられないが、普請場では焚火(たきび)を許している。 そのあとを一応見廻るわけである。
『闇の顔』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247038 |
タイトル |
藤沢周平 『時雨のあと』 文庫本 | 収録作品 |
雪明かり 闇の顔 時雨のあと 意気地なし 秘密 果し合い 鱗雲 |
≫ Amazon
時雨のあと (新潮文庫) へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642505 |
タイトル |
藤沢周平全集 第五巻 単行本 | 収録作品 |
闇の顔 小川の辺(ほとり) 木綿触れ 夢ぞ見し 一夢の敗北 小鶴 梅薫る 孫十の逆襲 泣くな、けい 泣く母 飛べ、佐五郎 山桜 帰還せず 報復 弾む声 切腹 花のあと -以登女(いとじょ)お物語- 雪間草 悪癖 麦屋町昼下がり 三ノ丸広場下城どき 山姥橋夜五ツ 榎屋敷宵の春月 |
≫ Amazon
藤沢周平全集 第五巻 へ
配信広告 【 Yahoo! アドパートナー 】
配信広告 【 Google AdSense 】
a あ
b べ
c ちゃ
ち
e え
f ふ
g げ
ぎ
ぎゃ
h は
へ
ひ
ほ
i い
j じょ
じゅ
k か
き
こ
く
きょ
m ま
み
も
む
n な
に
の
ぬ
o お
r ら
りゅ
s さ
せ
し
そ
す
しょ
t た
て
と
u う
w わ
y や
よ
ゆ