冬の潮
≫ Top page 作家 一覧 へ
藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 50 (1975) 年 | 小説新潮 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 冬の潮(うしお) |
時 と 所
江戸時代(文政年間) 江戸市中
主な人物
- 市兵衛 紙屋「碓氷(うすい)屋」の主人 上州の村から江戸に出て、若いときは日雇い人足もし、一時はぐれて博奕を打ったこともあった 裏店に住んで浅草紙を担い売りしてまわり、十年前に、廃業した紙屋の株を譲りうけ問屋になった
- おぬい 息子芳太郎の嫁、二十二歳 半年前に芳太郎が亡くなり一周忌も済んでいなかったが、実家に帰されることに 五年前に市兵衛の女房は亡くなっており、嫁と舅だけが残された碓氷屋の内情に、口さがないある種の噂が流れはじめていた
Memo
そこに、明日から赤の他人になる若い女が眠っていた。 お米や芳太郎の死が信じられなかったように、市兵衛はそのことが信じられない気がした。 闇の中に、ひどく残酷な刻(とき)が流れているのを市兵衛は感じる。 明日からは、ほんとのひとりぼっちになる。
『冬の潮』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
文藝春秋 文春文庫 | 978-4167192419 |
タイトル |
藤沢周平 『暁のひかり』 文庫本 | 収録作品 |
暁のひかり 馬五郎焼身 おふく 穴熊 しぶとい連中 冬の潮 |
≫ Amazon
暁のひかり (文春文庫)
へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163628301 |
タイトル |
藤沢周平短篇傑作選 3 『冬の潮』 単行本 | 収録作品 |
時雨のあと 冬の潮 しぶとい連中 秘密 意気地なし 暁のひかり 石を抱く 閉ざされた口 狂気 荒れ野 春の雪 遠い少女 |
≫ Amazon
冬の潮 (藤沢周平短篇傑作選 3)
へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642208 |
タイトル |
藤沢周平全集 第二巻 単行本 | 収録作品 |
冬の潮(うしお) 意気地なし 秘密 しぶとい連中 石を抱く 暁のひかり 龍(りゅう)を見た男 夜の橋 拐(かどわか)し 神隠し 閉ざされた口 闇の穴 三年目 狂気 荒れ野 春の雪 遠い少女 昔の仲間 疫病神 裏切り 夕べの光 冬の足音 暗い渦 うしろ姿 告白 捨てた女 夜の雷雨 暗い鏡 人殺し 朝焼け |
≫ Amazon
藤沢周平全集 第二巻
へ
配信広告 【 Yahoo! アドパートナー 】
配信広告 【 Google AdSense 】
a あ
b べ
c ちゃ
ち
e え
f ふ
g げ
ぎ
ぎゃ
h は
へ
ひ
ほ
i い
j じょ
じゅ
k か
き
こ
く
きょ
m ま
み
も
む
n な
に
の
ぬ
o お
r ら
りゅ
s さ
せ
し
そ
す
しょ
t た
て
と
u う
w わ
y や
よ
ゆ