潮田伝五郎置文
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 49 (1974) 年 | 小説現代 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ) |
時 と 所
江戸時代 海坂城下
主な人物
- 潮田 伝五郎 十七石の御旗組 父の角左衛門が長年病臥していて母の沙戸(さと)は倹約に倹約を重ねていたが、伝五郎の道場稽古を休ませることはしなかった 父が亡くなり十八で家督を継いだ
- 井沢 勝弥 三百石の上士の跡取り、塚本道場で伝五郎と鎬(しのぎ)をけずる 初めは二つ年上の井沢の方がはるかに腕が上だったが、近頃は伝五郎が追いあげほとんど並んでいる
- 菱川 七重 広尾多喜蔵の姉、いまは六百四十石の上士菱川家に嫁いでいる 伝五郎は二歳年上の多喜蔵に気に入られ、道場でも眼をかけられ、広尾の家にも招ばれ四、五回行っていた 広尾家と井沢の家とは、遠い姻戚関係とか
Memo
それがし十二の年の春、道場の稽古から戻って、家の裏の流れで土に汚れた袴を洗っていて、母上に見咎められたことがござった。 恐らく母上にはご記憶がござるまい。 あの人に会ったのはその日でござる。
『潮田伝五郎置文』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247045 |
タイトル |
藤沢周平 『冤罪』 文庫本 | 収録作品 |
証拠人 唆す 潮田伝五郎置文 密夫の顔 夜の城 臍曲がり新左 一顆の瓜 十四人目の男 冤罪 |
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冤罪 (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163255705 |
タイトル |
海坂藩大全(うなさかはんたいぜん) 上 単行本 | 収録作品 |
暗殺の年輪 相模守は無害 唆(そそのか)す 潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ) 鬼気 竹光始末 遠方より来(きた)る 小川の辺(ほとり) 木綿触れ 小鶴 |
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海坂藩大全 上
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642406 |
タイトル |
藤沢周平全集 第四巻 単行本 | 収録作品 |
暗殺の年輪 ただ一撃 紅(べに)の記憶 証拠人 唆(そそのか)す 恐妻の剣 潮田伝五郎置文 密夫の顔 嚏(くしゃみ) 十四人目の男 桃の木の下で 臍曲(へそま)がり新左(しんざ) 夜の城 冤罪(えんざい) 一顆(いっか)の瓜(うり) 鱗雲(うろこぐも) 鬼気 竹光始末 果し合い 遠方より来る 乱心 雪明かり |
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藤沢周平全集 第四巻
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