おつぎ
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 57 (1982) 年 | 問題小説 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | おつぎ |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 三之助 畳表問屋「戸倉屋」を三月前についだ 急死した父親は、仲間うち数軒から借金をしていた 一番の老舗亀甲屋には、まだ二百両の大金が借財として残っていた 戸倉屋は、その亀甲屋の娘との見合いをすすめられていたが、娘にはとかくのうわさがあった
- おつぎ 十一年ぶりに会った三之助の幼馴染み 仲間寄合いのあった料理茶屋で、台所の下働きをしていた
Memo
「そうか。 じゃおつぎさんは、あのことを何とも思っていないんだね」
「ええ。 いま若旦那に言われるまで、忘れていました」
「ほんとかい?」
三之助は疑わしげにおつぎを見たが、おつぎの顔には何か隠しているようないろは見られなかった。
「よかった」
と三之助は言った。 盃を出すと、おつぎが酒をついだ。
「おれは心の底の方で、あのときのことをずっと気にしていたんだな。 だからこの前の寄合いのときに、あんただと気づいたそのあとで、すぐに思い出したよ」
「 ・・・・・・ 」
『おつぎ』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247182 |
タイトル |
藤沢周平 『龍を見た男』 文庫本 | 収録作品 |
帰って来た女 おつぎ 龍を見た男 逃走 弾む声 女下駄 遠い別れ 失踪 切腹 |
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龍を見た男 (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642307 |
タイトル |
藤沢周平全集 第三巻 単行本 | 収録作品 |
驟(はし)り雨 遅いしあわせ 泣かない女 贈り物 歳月 ちきしょう! 虹の空 運の尽き おばさん 亭主の仲間 時雨(しぐれ)みち 幼い声 夜の道 怠け者 盗み喰い 滴る汗 追われる男 おさんが呼ぶ 禍福 おとくの神 失踪(しっそう) 帰って来た女 おつぎ 逃走 夜消える 女下駄(おんなげた) 遠い別れ 鬼ごっこ 冬の日 寒い灯 にがい再会 永代橋 踊る手 消息 初つばめ 遠ざかる声 |
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藤沢周平全集 第三巻
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