死闘
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 58 (1983) 年 | 小説現代 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 死闘 神子上典膳 |
時 と 所
江戸時代 関東諸国・江戸城下
主な人物
- 伊藤一刀斎景久 善鬼は強くなりすぎて、やがてそのことを確かめるために師匠の寝首を掻きかねない男だ、と思いきわめたころに、一刀斎は典膳を弟子に取った 育てた子供が大きくなりすぎたのだ、予想外のことだった
- 善鬼(ぜんき) 「飯炊きだけじゃない。 小衣(こきぬ)が買われて来る前は、じいさんの洗い物もしたし、背中の垢まで流したのだ」「ともかく、面倒をみた。 一人立ちするのに、引出物をもらうぐらいのことはしている」
- 神子上 典膳(みこがみ てんぜん) 一刀斎にまったく歯が立たなかった屈辱のために夜も眠れなかったが、一夜明けたとき、典膳は眼がさめたように、あれが技というものだと思う 弟の忠也(ちゅうや)を誘って、一刀斎のいる宿屋に駆けつけると、束脩(そくしゅう)を差し出して改めて指南を頼んだ
Memo
「善鬼に勝ったら、あの女子も貴様にくれてやってもいいぞ」
「 ・・・・・・ 」
「女色に触れるのを修行の障りのように思うのは、間違いだぞ典膳。 物も欲し、女子も欲しと滅法に思うほどでなくては、勝負には勝てぬ」
「 ・・・・・・ 」
「小衣が欲しかったら、善鬼に勝つことだ」
『死闘』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
講談社 講談社文庫 | 978-4062753005 |
タイトル |
藤沢周平 『決闘の辻』 文庫本 | 収録作品 |
二天(にてん)の窟(あなぐら) 宮本武蔵 死闘 神子上典膳 夜明けの月影 柳生但馬守宗矩 師弟剣 諸岡一羽斎と弟子たち 飛ぶ猿 愛洲移香斎 |
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決闘の辻 (講談社文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642604 |
タイトル |
藤沢周平全集 第六巻 単行本 | 収録作品 |
玄鳥 三月の鮠(はや) 闇討ち 浦島 鷦鷯(みそさざい) 又蔵(またぞう)の火 逆軍の旗 相模守は無害 二人の失踪人 上意改まる 幻にあらず 長門守の陰謀 振子の城 二天の窟 死闘 夜明けの月影 師弟剣 飛ぶ猿 |
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藤沢周平全集 第六巻
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