藤沢 周平
一顆の瓜
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 50 (1975) 年 別冊小説新潮
著者名 作品名
藤沢周平 一顆(いっか)の瓜(うり)

時 と 所

江戸時代  某城下

主な人物

Memo

「俺は言ったわけよ。 学問遊芸は婦女子にまかせておけ、と。 男の子は、すべからく剣ひと筋でないといかんと」
「その通りだ」
「そう言ったら、わが家の女房が、何と言ったと思う? え? 島田」
「俺にはわからんよ。 女房どのは何と言ったのだ?」
「いまの泰平の世の中、剣術では出世はおぼつきませんと、利いたふうなことを言いおった。 ここで俺は頭に来たが、これはまだ許せる。 だが次の科白は許せん。 断じて揺るせんぞ、島田」
「次に何と言ったな?」
「お前さまをみていれば、それがよくわかります。 そう吐(ぬ)かしたのだ」
                     『一顆の瓜』文中より

収録本

出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101247045
タイトル
藤沢周平  『冤罪』  文庫本
収録作品
証拠人  唆す  潮田伝五郎置文  密夫の顔  夜の城  臍曲がり新左  一顆の瓜  十四人目の男  冤罪
Amazon  冤罪 (新潮文庫) 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163628103
タイトル
藤沢周平短篇傑作選 1  『臍曲(へそま)がり新左』  単行本
収録作品
紅の記憶  証拠人  臍曲がり新左  一顆の瓜  冤罪  竹光始末  遠方より来る  雪明かり  小川の辺  木綿触れ  夢ぞ見し
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642406
タイトル
藤沢周平全集 第四巻  単行本
収録作品
暗殺の年輪  ただ一撃  紅(べに)の記憶  証拠人  唆(そそのか)す  恐妻の剣  潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ)  密夫の顔  嚏(くしゃみ)  十四人目の男  桃の木の下で  臍曲(へそま)がり新左(しんざ)  夜の城  冤罪(えんざい)  一顆(いっか)の瓜(うり)  鱗雲(うろこぐも)  鬼気  竹光始末  果し合い  遠方より来(きた)る  乱心  雪明かり
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