永代橋
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 62 (1987) 年 | 週刊小説 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 永代橋 |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 菊蔵 箱屋、米櫃(こめびつ)、長持から文箱(ふばこ)までつくる 八年前、二十三でおみつと所帯を持った
- おみつ 箱物の材料を売る木材屋に奉公していて菊蔵と恋仲になり、木材屋の主人夫婦にせかされて一緒になった、十八だった
Memo
そういうことが、菊蔵には一点のくもりもなく理解出来た。 何ヵ月ぶりかで、菊蔵は正気にもどっていた。 そして正気にもどった頭で、おみつが自分へのつら当てに何をやったかも理解したのである。
「このあまあ ・・・」
菊蔵はおどりかかって、おみつの髪をつかんだ。
「医者に行けと言ったのに行かなかったな」
「あんたこそ、死にかけている子を置いて女に会いに行ったじゃないか」
おみつも菊蔵につかみかかって来た。
「何を言ってんだ。 この気ちがいあま!」
「気ちがいはどっちなのさ」
『永代橋』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
文藝春秋 文春文庫 | 978-4167192297 |
タイトル |
藤沢周平 『夜消える』 文庫本 | 収録作品 |
夜消える にがい再会 永代橋 踊る手 消息 初つばめ 遠ざかる声 |
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夜消える (文春文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642307 |
タイトル |
藤沢周平全集 第三巻 単行本 | 収録作品 |
驟(はし)り雨 遅いしあわせ 泣かない女 贈り物 歳月 ちきしょう! 虹の空 運の尽き おばさん 亭主の仲間 時雨(しぐれ)みち 幼い声 夜の道 怠け者 盗み喰い 滴る汗 追われる男 おさんが呼ぶ 禍福 おとくの神 失踪(しっそう) 帰って来た女 おつぎ 逃走 夜消える 女下駄(おんなげた) 遠い別れ 鬼ごっこ 冬の日 寒い灯 にがい再会 永代橋 踊る手 消息 初つばめ 遠ざかる声 |
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藤沢周平全集 第三巻
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