藤沢 周平
切腹
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 58 (1983) 年 オール讀物
著者名 作品名
藤沢周平 切腹

時 と 所

江戸時代  海坂城下

主な人物

Memo

 ── 腹を切ったか。
 甚左め、相変わらず恰好(かっこう)をつけよって、と助太夫が思ったとき、部屋に以久が入って来た。 坐ると、以久はいきなり夫を非難しはじめた。
「このようなことがあってはなりませぬから、早く仲直りなさいませと、あれほど申し上げたではありませんか」
「やかましいわい」
 と助太夫は言った。
「女子(おなご)の知ったことか」
「ともかく私は、これから作蔵を連れておくやみに行って参ります」
「 ・・・・・・ 」
                     『切腹』文中より

収録本

出版社 ISBN
新潮社  新潮文庫 978-4101247182
タイトル
藤沢周平  『龍を見た男』  文庫本
収録作品
帰って来た女  おつぎ  龍を見た男  逃走  弾む声  女下駄  遠い別れ  失踪  切腹
Amazon  龍を見た男 (新潮文庫) 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163255804
タイトル
海坂藩大全(うなさかはんたいぜん) 下  単行本
収録作品
梅薫る  泣くな、けい  泣く母  山桜  報復  切腹  花のあと -以登女(いとじょ)お物語-  鷦鷯(みそさざい)  岡安家の犬  静かな木  偉丈夫
Amazon  海坂藩大全 下 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642505
タイトル
藤沢周平全集 第五巻  単行本
収録作品
闇の顔  小川の辺(ほとり)  木綿触れ  夢ぞ見し  一夢の敗北  小鶴  梅薫る  孫十の逆襲  泣くな、けい  泣く母  飛べ、佐五郎  山桜  帰還せず  報復  弾む声  切腹  花のあと -以登女(いとじょ)お物語-  雪間草  悪癖  麦屋町昼下がり  三ノ丸広場下城どき  山姥橋夜五ツ  榎屋敷宵の春月
Amazon  藤沢周平全集 第五巻 

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