藤沢 周平
馬五郎焼身
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 49 (1974) 年 問題小説
著者名 作品名
藤沢周平 馬五郎焼身

時 と 所

江戸時代  江戸市中

主な人物

Memo

 二年目に子供が生れた。 女の子でお加代と名づけた。 目が細く色白で、小さな口もとは母親のおつぎにそっくりだった。 父親に似なくてよかったと、裏店の人たちは笑ったものである。 夫婦はお加代を可愛がり、とりわけ馬五郎は仕事が休みのときなどは、どこに行くにも懐に包み込むようにお加代を抱き込んで出歩いた。
 お加代が四つになった春、突然の不幸がこの家を襲った。 その日お加代を連れて猿江町の親戚を訪ねたおつぎは、帰りに横川の河岸で知り合いに逢った。 相手の女と道端で長話になり、話に夢中になり、子供のことを忘れた。
                     『馬五郎焼身』文中より

収録本

出版社 ISBN
文藝春秋  文春文庫 978-4167192419
タイトル
藤沢周平  『暁のひかり』  文庫本
収録作品
暁のひかり  馬五郎焼身  おふく  穴熊  しぶとい連中  冬の潮
Amazon  暁のひかり (文春文庫) 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163628202
タイトル
藤沢周平短篇傑作選 2  『父と呼べ』  単行本
収録作品
賽子無宿  帰郷  恐喝  父と呼べ  闇の梯子  入墨  馬五郎焼身  おふく  穴熊
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642109
タイトル
藤沢周平全集 第一巻  単行本
収録作品
溟(くら)い海  囮(おとり)  賽子無宿(さいころむしゅく)  黒い縄  帰郷  恐喝  夜が軋(きし)む  割れた月  闇の梯子  父(ちゃん)と呼べ  疑惑  密告  入墨  馬五郎焼身  旅の誘(いざな)い  鬼  おふく  霜の朝  時雨(しぐれ)のあと  穴熊  冬の終りに
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