藤沢 周平
山姥橋夜五ツ
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 63 (1988) 年 オール讀物
著者名 作品名
藤沢周平 山姥橋夜五ツ

時 と 所

江戸時代  某城下

主な人物

Memo

「半之丞はなぜ腹を切ったのでしょうか」
 芙佐はうつむくと、ひとりごとを言うように言った。 それは腹を切った連れ合いを発見してからすっと、胸の中から去らない疑問であるはずだった。
 芙佐は顔を上げて孫四郎を見た。 一瞬だが、狂おしいような目つきをした。
「遺書には、そのわけも書いてございますか」
「あらましは ・・・。 しかし、いまここで言うわけには参りません」
 塚本家のためです、と言い添えたが、孫四郎はそれでもまた自分の言い方がつめたいような気がして、さらに言い足した。
「いずれお話し申しましょう。 約束いたす」
                     『山姥橋夜五ツ』文中より

収録本

出版社 ISBN
文藝春秋  文春文庫 978-4167192266
タイトル
藤沢周平  『麦屋町昼下がり』  文庫本
収録作品
麦屋町昼下がり  三ノ丸広場下城どき  山姥橋夜五ツ  榎屋敷宵の春月
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642505
タイトル
藤沢周平全集 第五巻  単行本
収録作品
闇の顔  小川の辺(ほとり)  木綿触れ  夢ぞ見し  一夢の敗北  小鶴  梅薫る  孫十の逆襲  泣くな、けい  泣く母  飛べ、佐五郎  山桜  帰還せず  報復  弾む声  切腹  花のあと -以登女(いとじょ)お物語-  雪間草  悪癖  麦屋町昼下がり  三ノ丸広場下城どき  山姥橋夜五ツ  榎屋敷宵の春月
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