密夫の顔
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 49 (1974) 年 | 問題小説 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 密夫の顔 |
時 と 所
江戸時代 城下
主な人物
- 浅見 七郎太 小姓組に属し八十石、二十五歳 一年の江戸勤めが終って、今日帰国したところ
- 房乃 槍奉行金井権兵衛の娘で七郎太の妻、二十二歳 十七のとき浅見家に入った
Memo
「それはな、七郎太どの。 女の見栄というやつだな。 縁談なんぞひとつもありはせん。 よその娘が次次に嫁に入る。 当人は無論、家の者までじりじりしておったときに、貴公からの話が舞い込んで、一も二もなく飛びついたあんばいだったな」
「 ・・・・・・ 」
「風采(ふうさい)はよし、剣は空鈍流の免許取りという噂(うわさ)に、話が決まってからは、嫁に行くまで貴公に恋い焦がれるというふうじゃった。 何がわんさとあった、だ。 もっとも、これは本人には内緒にしてもらいたいな。 気の強いあれのことだ、兄にまで喧嘩をふっかけに乗り込んで来ないものでもない」
妻の実家を出ると、七郎太は代官町の方にまわった。
『密夫の顔』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247045 |
タイトル |
藤沢周平 『冤罪』 文庫本 | 収録作品 |
証拠人 唆す 潮田伝五郎置文 密夫の顔 夜の城 臍曲がり新左 一顆の瓜 十四人目の男 冤罪 |
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冤罪 (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642406 |
タイトル |
藤沢周平全集 第四巻 単行本 | 収録作品 |
暗殺の年輪 ただ一撃 紅(べに)の記憶 証拠人 唆(そそのか)す 恐妻の剣 潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ) 密夫の顔 嚏(くしゃみ) 十四人目の男 桃の木の下で 臍曲(へそま)がり新左(しんざ) 夜の城 冤罪(えんざい) 一顆(いっか)の瓜(うり) 鱗雲(うろこぐも) 鬼気 竹光始末 果し合い 遠方より来(きた)る 乱心 雪明かり |
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藤沢周平全集 第四巻
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