朝焼け
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 53 (1978) 年 | 別冊小説宝石 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 朝焼け |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 新吉 小間物の行商、二十七歳 最初に錺(かざり)職に奉公し、すぐに倦(あ)きて職を転転とかわり、いまの小間物売りをはじめて三年たつ 母親が五年前に病死してから、一人暮らし
- お品 新吉が経師屋に奉公したとき、お品はそこの女中だった その後、瀬戸物屋のおかみにおさまっている
Memo
歩きながら、新吉は甲斐(かい)ない思いで知っている人間の顔をひとりひとり思いうかべ、力なく見送った。 金を貸してくれそうな人間など、一人もいなかった。 そして、最後に一人の女の顔がうかんできた。
その女には、一年ほど前に会っていた。 めったに会うことはなかったが、会えばいつも機嫌のいい顔を見せる女だった。 新吉はその女にめったに会おうとしないのは、ひょっとしたら女がいつも機嫌よく迎えてくれるせいかも知れなかった。
『朝焼け』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247113 |
タイトル |
藤沢周平 『驟り雨(はしりあめ)』 文庫本 | 収録作品 |
贈り物 うしろ姿 ちきしょう! 驟り雨 人殺し 朝焼け 遅いしあわせ 運の尽き 捨てた女 泣かない女 |
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驟(はし)り雨 (新潮文庫) へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642208 |
タイトル |
藤沢周平全集 第二巻 単行本 | 収録作品 |
冬の潮(うしお) 意気地なし 秘密 しぶとい連中 石を抱く 暁のひかり 龍(りゅう)を見た男 夜の橋 拐(かどわか)し 神隠し 閉ざされた口 闇の穴 三年目 狂気 荒れ野 春の雪 遠い少女 昔の仲間 疫病神 裏切り 夕べの光 冬の足音 暗い渦 うしろ姿 告白 捨てた女 夜の雷雨 暗い鏡 人殺し 朝焼け |
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