霜の朝
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 49 (1974) 年 | 太陽 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 霜の朝 |
時 と 所
江戸時代(元禄・宝永年間) 江戸市中
主な人物
- 奈良屋茂左衛門(もざえもん) 軒が傾いたような裏店(うらだな)に生まれ、車力をしていた父親の手引きで材木問屋の丁稚奉公に上がった 十年余り勤めて、二十八のとき漸(ようや)く一軒の店を持ち、それから十年近く経って、奈良屋は幕府の御用材木問屋にのし上がった
- 紀ノ国屋文左衛門 材木請負として富を積み上げる一方、勘定奉行と結んで金銀、銭貨の改鋳にも手を出し巨富を得ている
Memo
── 大銭の通用取りやめを、紀文は知っているだろうか。
霜の上に、朝の日の赤みが射してきたのを眺めながら、茂左衛門は思った。 だがその疑問はすぐに消えた。 勘定奉行に繋がっている紀文が、そのことを知らない筈がないとすぐに思ったのである。
町のどこかで、今朝の夥(おびただ)しい霜の白さを、紀文も眺めているような気がしてきた。
『霜の朝』文中より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247175 |
タイトル |
藤沢周平 『霜の朝』 文庫本 | 収録作品 |
報復 泣く母 嚏(くしゃみ) 密告 おとくの神 虹の空 禍福 追われる男 怠け者 歳月 霜の朝 |
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霜の朝 (新潮文庫)
へ
出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642109 |
タイトル |
藤沢周平全集 第一巻 単行本 | 収録作品 |
溟(くら)い海 囮(おとり) 賽子無宿(さいころむしゅく) 黒い縄 帰郷 恐喝 夜が軋(きし)む 割れた月 闇の梯子 父(ちゃん)と呼べ 疑惑 密告 入墨 馬五郎焼身 旅の誘(いざな)い 鬼 おふく 霜の朝 時雨(しぐれ)のあと 穴熊 冬の終りに |
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藤沢周平全集 第一巻
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