贈り物
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藤沢周平 短編作品
発表年 | 発表誌 |
昭和 54 (1979) 年 | 別冊宝石 |
著者名 | 作品名 |
藤沢周平 | 贈り物 |
時 と 所
江戸時代 江戸市中
主な人物
- 作十 六十年寄りの日傭取り、一人暮らしで持病もち 「腹ァ痛んでよ」、「ここまで帰って来て、動けなくなっちまった」ところを、通りかかった同じ裏店のおうめに助けられる
- おうめ 水茶屋に勤める三十半ばの子持ち女 「ご亭主は、もどらねえのかい」、「もどるわけないでしょ。 女をこしらえて逃げたんだから」 「あたしね」、「生まれた土地に帰ろうかと、このごろ考えてんだよ」
Memo
【日傭取り(ひようとり)】
日傭、日用、日雇(ひやとい)ともいい、日決めの賃稼ぎをいう。 江戸時代、主要都市に借屋住いの貧民層として存在し、17世紀後半には在郷町、農村に広がっていった。
初期には都市で城郭建築・都市建設のため多数の労働力が必要であり、とくに大名は城郭普請(ふしん)に膨大な日傭を使った。 かつて豊臣(とよとみ)秀吉は農民が都市へ賃仕事に出ることを禁じたが、前期にはこうした禁令は各藩でみられる。 しかし都市には相当数の日傭が住んでおり、雑多な仕事に従事していた。 鳶口(とびぐち)、車力(しゃりき)、米搗(つ)きなども日傭的な性格として把握された。
幕府は都市貧民対策として、17世紀中葉には江戸・大坂などで日用頭(かしら)を置いたり、日用座(ざ)を設け、日用札(ふだ)を発行して、彼らを統制した。 [執筆者:脇田 修]
Yahoo!百科事典より
収録本
出版社 | ISBN |
新潮社 新潮文庫 | 978-4101247113 |
タイトル |
藤沢周平 『驟り雨(はしりあめ)』 文庫本 | 収録作品 |
贈り物 うしろ姿 ちきしょう! 驟り雨 人殺し 朝焼け 遅いしあわせ 運の尽き 捨てた女 泣かない女 |
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驟(はし)り雨 (新潮文庫)
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出版社 | ISBN |
文藝春秋 | 978-4163642307 |
タイトル |
藤沢周平全集 第三巻 単行本 | 収録作品 |
驟(はし)り雨 遅いしあわせ 泣かない女 贈り物 歳月 ちきしょう! 虹の空 運の尽き おばさん 亭主の仲間 時雨(しぐれ)みち 幼い声 夜の道 怠け者 盗み喰い 滴る汗 追われる男 おさんが呼ぶ 禍福 おとくの神 失踪(しっそう) 帰って来た女 おつぎ 逃走 夜消える 女下駄(おんなげた) 遠い別れ 鬼ごっこ 冬の日 寒い灯 にがい再会 永代橋 踊る手 消息 初つばめ 遠ざかる声 |
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藤沢周平全集 第三巻
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