藤沢 周平
おふく
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藤沢周平 短編作品
発表年 発表誌
昭和 49 (1974) 年 小説新潮
著者名 作品名
藤沢周平 おふく

時 と 所

江戸時代  江戸市中

主な人物

Memo

「つまりは、これよ」
 親分は、わざわざ提灯を左手に持ちかえて、右の親指と人さし指で丸をつくった。
「おめえも錺職人なんかしてちゃ、なかなかきくえを抱くてえわけにいかねえぜ」
「 ・・・・・・ 」
「もっと楽に金が入るテがあるのだがな。 どうだい、一度遊びに来ねえ。 俺は木場の宗左と言ってな。 木場に来てそう言やすぐ解る」
「さっきの男は、きくえとどういうかかわりがあるんですか」
「何を寝ぼけたことを言っていやがる。 ただの用心棒よ。 あれも俺の子分でな。 明石屋に貸してあるのよ」
                     『おふく』文中より

収録本

出版社 ISBN
文藝春秋  文春文庫 978-4167192419
タイトル
藤沢周平  『暁のひかり』  文庫本
収録作品
暁のひかり  馬五郎焼身  おふく  穴熊  しぶとい連中  冬の潮
Amazon  暁のひかり (文春文庫) 
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163628202
タイトル
藤沢周平短篇傑作選 2  『父と呼べ』  単行本
収録作品
賽子無宿  帰郷  恐喝  父と呼べ  闇の梯子  入墨  馬五郎焼身  おふく  穴熊
出版社 ISBN
文藝春秋 978-4163642109
タイトル
藤沢周平全集 第一巻  単行本
収録作品
溟(くら)い海  囮(おとり)  賽子無宿(さいころむしゅく)  黒い縄  帰郷  恐喝  夜が軋(きし)む  割れた月  闇の梯子  父(ちゃん)と呼べ  疑惑  密告  入墨  馬五郎焼身  旅の誘(いざな)い  鬼  おふく  霜の朝  時雨(しぐれ)のあと  穴熊  冬の終りに
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